
今回は、自転車保険の更新をきっかけに、「本当に自転車保険って必要なの?」というところから、自動車保険に付けられる個人賠償責任特約との比較まで、いろいろ調べてみたことをまとめてみます。
目次
そもそも自転車保険って必要?
自転車に乗っていて、うっかり人にケガをさせてしまったり、最悪の場合は命に関わるような事故を起こしてしまったりしたら――。
高額な損害賠償を請求されるケースも実際にあります。
例えば、平成25年7月に神戸地裁で下された判決では、9,520万円という賠償命令が出されました。これは自転車事故によるものとしては国内で最も高額な判例です。
そんな背景があって、私はこれまで日本交通安全協会の自転車保険(プランA)に加入してきました。
保険料は年額1,670円で、自転車による事故で他人や物に損害を与えた場合、最大1億円まで補償されるという内容です。
ふと気づいた「個人賠償責任特約」の存在
そんな折、たまたま自動車保険の見直しをしていたところ、 自動車保険に個人賠償責任特約を付けられること気付きました。
調べてみると、これは自転車事故も含めて、日常生活で起こるさまざまな賠償責任を補償してくれるというもの。
「これって、自転車保険の代わりになるんじゃ…?」と思い、比較してみることに。
保険料の比較
私が現在入っている自動車保険はソニー損保です。
この保険に個人賠償責任特約を追加した場合、年額1,760円の保険料がかかります。
つまり、今の自転車保険(1,670円)より年間で90円高くなります。
「それなら、このままでいいかな」と思いきやよく調べてみると、補償の内容に大きな違いがあることが分かりました。
補償内容の違いが決め手に
日本交通安全協会の自転車保険は、自転車事故に限定された補償内容です。
一方で、ソニー損保の個人賠償責任特約は、自転車事故はもちろんのこと、
- 飼い犬が他人を噛んでしまった場合
- お店の商品を壊してしまった場合
- 子どもが他人にケガをさせてしまった場合
など、日常生活の中で起こりうる幅広いトラブルに対応してくれます。
しかも、補償額も1事故あたり最大3億円まで。
自転車保険の1億円より大きい!
さらに、「自動車保険の等級が下がってしまうのでは…」という心配もあるかと思いますが、この特約を使っただけでは等級には影響がありません。
結論:自動車保険に特約をつけることにしました!
という訳で、私は自転車保険を更新せずに、ソニー損保の自動車保険に個人賠償責任特約を付けることにしました。
たった年間90円の差で、
- 自転車事故以外のトラブルもカバーできて
- 補償額は3倍(3億円)になり
- 自動車保険の等級も下がらない
というメリットはかなり大きいと感じました。
おまけ:重複に注意!
実はこの「個人賠償責任特約」、火災保険などにも付帯されていることがあります。
つまり、知らずに複数の保険で同じ特約をつけてしまっているケースもあるかもしれません。固定費のムダですね…。
最後に
保険って、内容をよく知らないまま惰性で入りっぱなしにしがちですが、
少し調べて見直すだけで、より安心できて、しかも無駄な支出を減らすこともできるんだなと改めて実感しました。
これからも、こういう「ちょっと得する情報」があればブログでシェアしていこうと思います!
コメント